【青汁の定番】ケールと大麦若葉の違いとは?栄養素や効果、選ぶ基準やレビューなどを紹介

【青汁の定番】ケールと大麦若葉の違いとは?栄養素や効果、選ぶ基準やレビューなどを紹介 青汁

健康食品の代表格として人気がある商品といえば青汁です。しかし、現在販売されている青汁には様々な種類があり、飲みやすさ、栄養素など、商品によって重視するポイントも様々です。

この記事を読んでいる方は、

  • ケールと大麦若葉にはどんな違いがあるの?
  • ケールと大麦若葉の青汁以外の取り入れ方を知りたい!
  • 私にはケール青汁と大麦若葉青汁のどちらがおすすめなの?

といった疑問を抱いているのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ケールと大麦若葉の栄養素や特徴の違いや、ケールと大麦若葉それぞれに期待できる健康面のサポートや魅力、それぞれどのような方におすすめなのか解説します。

「栄養素は確保しつつ、飲みやすい青汁を選びたい!」という方に有益な記事になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ケールと大麦若葉の違いについて知ろう

青汁の原料として、多くの人に知られているケールと大麦若葉。商品のパッケージでもよく見かける原料ですが、具体的に、それぞれどのような特徴があるのか知っている人は多くはないでしょう。

ここでは、ケールと大麦若葉の基本的な特徴について紹介していきます。

ケールの基本情報

ケールとは、海外でも注目されているスーパーフードです。ケールはブロッコリーやサラダの原種と言われており、栄養価が非常に高く、美容と健康をサポートするとして、「野菜の王様」とも呼ばれています。

ここでは、ケールの基本情報として、下記の4点を見ていきましょう。

  • 産地
  • 種類
  • 鮮度の見分け方
  • 代表的な活用法

ケールの産地について

ケールには独特の苦みがあり、原産地は地中海沿岸など、温暖な気候の土地が多いです。

日本では、茨城県、島根県、愛媛県、福岡県、大分県、鹿児島県などで栽培されています。

ケールの種類について

ケールには下記の4種類があります。

  • カーリーケール:葉に切れ込みが入っているのが特徴。ケールの中でも苦みが控えめなので、サラダなどの生食に人気です。
  • シベリアンケール:葉のカールが大きいのが特徴。他のケールと比べると、葉のしわが少なく濃い緑色をしています。
  • コラードケール:葉が肉厚で、葉の根元に大きな切れ込みが入っているのが特徴。青汁の原料として活用されていることが多いです。
  • ベビーケール:ケールの若い芽のことで、苦みが少なくサラダに入れても食べやすいです。

ケールの鮮度の見分け方

ケールの鮮度を見分ける方法は、大きく2つあります。

  • 色:葉の緑色が鮮やかなほど、新鮮なケールです。
  • 斑点:葉の表面に斑点が出ていないものが新鮮なケールの特徴です。

ケールの代表的な活用法

ケールは気軽に高い栄養価を摂取できるとして、海外セレブなどからも人気の野菜です。ケールを活用した栄養摂取の方法として、下記の3種類が手軽として人気があります。

  • サラダ:生食として、他の野菜と一緒に和えてサラダにするのは定番。ドレッシングを合わせることで、苦みを抑えて食べやすくする人も多いようです。
  • ジュース:ケールの独特な苦みを、バナナやリンゴ、オレンジ、豆乳など、まろやかな味わいのあるものとミキサーで合わせることで、気軽に栄養補給ができます。
  • 青汁:他の材料を準備するのも面倒!という人は、シンプルにケール粉末などで青汁を作って栄養補給をしています。

参考元:FANCL

大麦若葉の基本情報

大麦若葉は、名前の通り、イネ科の大麦に穂ができる前の若葉のことです。大麦若葉は食物繊維が豊富な健康食として知られています。

ここでは、大麦若葉の基本情報として、下記の3点を見ていきましょう。

  • 産地
  • 種類
  • 代表的な活用法

大麦若葉の産地について

大麦若葉は大麦(穀物)が原料なので、ケールと比べると青野菜特有の苦みが少なく、青汁としても比較的飲みやすい商品に用いられます。大麦若葉の栽培は一般的に、高冷地が適していると言われていますが、日本では、九州・北陸・関東・中国四国に至るまで、幅広い地域で栽培されています。

大麦若葉の種類について

大麦若葉には種類はありませんが、原料となる大麦には2種類があります。

  • 二条大麦:でんぷんが豊富で大粒なのが特徴。主に焼酎やウィスキーの原料として活用されています。
  • 六条大麦:でんぷんは少なめですが、酵素が豊富で小粒なのが特徴。主に味噌の原料となったり、麦飯として食べられたりしています。

大麦若葉の代表的な活用法

大麦若葉は葉が硬い性質があり、サラダなどの生食には適していません。そのため、大麦若葉は粉末状にするか、ミキサーにかけて青汁として飲むのがおすすめです。粉末状にすれば、クッキーやケーキの生地に混ぜ込むことで、爽やかな風味を追加することができます。

参考:サントリーウエルネスONLINE

ケールと大麦若葉に含まれる栄養素の違い

ケールと大麦若葉に含まれる栄養素の違いは、下記のとおりです。

栄養素(100gあたり)ケール大麦若葉
たんぱく質21.8g32.6g
脂質4.3g7.1g
-食物繊維39.9g41.1g
-糖質20.2g7.3g
ナトリウム77mg310mg
カリウム1500mg3000mg
カルシウム1700mg290mg
マグネシウム300mg160mg
5.5mg41.6mg
β-カロテン5040㎍35380㎍
ビタミンC100mg70mg
参考元:内科総合クリニック人形町

具体的な栄養素の違いについては、下記7点をピックアップして解説していきます。

  • ナトリウムの量の違い
  • カリウムの量の違い
  • カルシウムの量の違い
  • マグネシウムの量の違い
  • 鉄の量の違い
  • β-カロテンの量の違い
  • ビタミンCの量の違い

ケールと大麦若葉に含まれるナトリウムの量の違い

ケールと大麦若葉に含まれるナトリウムの量の違いは下記の通りです。

栄養素(100gあたり)ケール大麦若葉
ナトリウム77mg310mg
参考元:内科総合クリニック人形町

粉末100gあたりでのナトリウムの含有量を見ると、大麦若葉がケールのおよそ4倍も多く含まれています。ナトリウムは体内に必要なミネラルの一種です。血漿やリンパ液などの細胞外液の量を保つはたらきや、血圧のバランスを調整するはたらきがあります。

運動で汗をかいた後に、疲労感がなかなか回復しなかったり、頭痛や嘔吐、食欲不振などの症状が出た場合は、ナトリウムが不足しているサインかもしれません。一方で、ナトリウムを過剰に摂取してしまうと、高血圧や喉の渇き、むくみなどの症状を引き起こしてしまうのも特徴です。

現代の日本人では、ナトリウムはやや摂りすぎの傾向があるため、ナトリウムを控えめにしたい人はケールを選ぶと良いかもしれません。

参考元:MEDI PALETTE

ケールと大麦若葉に含まれるカリウムの量の違い

ケールと大麦若葉に含まれるカリウムの量の違いは下記の通りです。

栄養素(100gあたり)ケール大麦若葉
カリウム1500mg3000mg
参考元:内科総合クリニック人形町

粉末100gあたりでのカリウムの含有量を見ると、大麦若葉がケールのおよそ2倍も多く含まれています。カリウムは、心臓機能・筋肉機能の調節や、細胞間の酸素のやりとりのサポート、また利尿作用があるため、血圧を下げるはたらきがあるのも特徴です。

カリウムが不足してしまうと、筋力や食欲の低下、脱力感などの症状が出ます。一方で、カリウムを過剰に摂取してしまうと、筋肉運動の調節がきかず、痙攣や麻痺を起こしてしまうことがあるため注意が必要です。

カリウムのほとんどは尿として体外に排出されるため、カリウムが不足するということはそうそうないようですが、腎機能が低下してしまい、体内に残るカリウムの量が増えてしまうと体調に影響が出る場合があるため、腎機能のケアもきちんと考えましょう。

参考元:長寿科学振興財団

ケールと大麦若葉に含まれるカルシウムの量の違い

ケールと大麦若葉に含まれるカルシウムの量の違いは下記の通りです。

栄養素(100gあたり)ケール大麦若葉
カルシウム1700mg290mg
参考元:内科総合クリニック人形町

粉末100gあたりでのカルシウムの含有量を見ると、ケールが大麦若葉のおよそ6倍も多く含まれています。カルシウムは強い歯や骨をつくるだけでなく、筋収縮や神経のバランスを整えることも役割です。

丈夫な骨が作られなくなってしまい、成長不振や骨粗鬆症が引き起こされた場合は、カルシウムの不足が考えられます。一方で、カルシウムを過剰に摂取してしまうと、泌尿器系の結石の原因となってしまったり、便秘になってしまったりするのも特徴です。

現代の日本人では、カルシウムが不足したり、過剰に摂取したりする場面は少ないようですが、サプリメントなどで補給する場合は、食事とのバランスを考えて摂取量を管理しましょう。

参考元:農林水産省

ケールと大麦若葉に含まれるマグネシウムの量の違い

ケールと大麦若葉に含まれるマグネシウムの量の違いは下記の通りです。

栄養素(100gあたり)ケール大麦若葉
マグネシウム300mg160mg
参考元:内科総合クリニック人形町

粉末100gあたりでのマグネシウムの含有量を見ると、ケールが大麦若葉のおよそ2倍も多く含まれています。マグネシウムは骨の成長を助け、血管を広げて血圧を下げるはたらきや、血小板の凝集を抑えて血栓を作りにくくするなどが役割です。

マグネシウムが不足すると、動悸、不整脈、神経過敏、抑うつ症、虚血性心疾患、動脈硬化症などのリスクが高まります。一方で、過剰に摂取してしまうと、下痢を引き起こしてしまうことがあるようです。

現代の日本人では、食生活の欧米化により、玄米や雑穀を食べる機会が減っているため、マグネシウムは不足しがちな傾向にあります。ケールや大麦若葉で手軽に補給していきましょう。

参考元:大塚製薬栄養素カレッジ

ケールと大麦若葉に含まれる鉄の量の違い

ケールと大麦若葉に含まれる鉄の量の違いは下記の通りです。

栄養素(100gあたり)ケール大麦若葉
5.5mg41.6mg
参考元:内科総合クリニック人形町

粉末100gあたりでの鉄の含有量を見ると、大麦若葉がケールのおよそ8倍も多く含まれています。鉄には全身に酸素を運搬するはたらきがあるため、運動の習慣がある人たちにとって重要な栄養素でもあります。

鉄が不足してしまう弊害は、頭痛や動悸、集中力の低下などの症状が出ることです。一方で、鉄を過剰に摂取してしまうと、幼児や妊娠中の人に対して胃腸の不調などが引き起こされてしまうことがあります。

鉄は赤血球の材料にもなり、貧血の改善にも大きな役割を担うため、食事量が少なかったり、運動など発汗の機会が多い人は、意識をして摂取の機会を作りましょう。

参考元:大塚製薬栄養素カレッジ

ケールと大麦若葉に含まれるβ-カロテンの量の違い

ケールと大麦若葉に含まれるβ-カロテンの量の違いは下記の通りです。

栄養素(100gあたり)ケール大麦若葉
β-カロテン5040㎍35380㎍
参考元:内科総合クリニック人形町

粉末100gあたりでのβ-カロテンの含有量を見ると、大麦若葉がケールのおよそ7倍も多く含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変換することができ、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視力の維持、がん予防、アンチエイジングなど、健康の維持が主なはたらきです。

β-カロテンが不足してしまうと、体内でのビタミンAも確保できなくなっていくため、皮膚や粘膜が角質化してしまい、乾燥肌になってしまいます。一方で、ビタミンAは多すぎても健康障害を引き起こしてしまうことが知られており、頭痛や筋肉痛、食欲不振などが特徴です。

β-カロテンは緑黄色野菜の多くに含まれているため、新陳代謝や健康の基盤として食生活を作る上で定番の栄養素です。日ごろからサラダなどを食べる機会が少ない人は、ぜひ活用しましょう。

参考元:たべるとくらすと

ケールと大麦若葉に含まれるビタミンCの量の違い

ケールと大麦若葉に含まれるビタミンCの量の違いは下記の通りです。

栄養素(100gあたり)ケール大麦若葉
ビタミンC100mg70mg
参考元:内科総合クリニック人形町

粉末100gあたりでのビタミンCの含有量を見ると、ケールが大麦若葉に対して30gほど多く含まれています。ビタミンCは食事からしか摂取できない栄養素であり、メラニン色素の生成を抑えることで日焼け防止のサポートをしたり、ストレスや病気に対する抵抗力を強めるのが役割です。

ビタミンCが不足すると、ストレス耐性が落ちてしまうことでいらいらしたり、血色が悪くなるなどの症状が出ます。また、血管がもろくなることで壊血病の原因となってしまうことも有名です。

現代は、ビタミンCが持つ抗酸化作用にも注目されており、老化防止や動脈硬化の改善なども期待されています。

参考元:長寿科学振興財団

ケール・大麦若葉のどちらがおすすめなのか?

ここまで、ケールと大麦若葉それぞれの特徴や栄養素に焦点を当てて解説をしていきました。その中で、「結局私はケールと大麦若葉のどちらを選べば良いの?」という疑問を持っている人もいるでしょう。ここからは、ケール、大麦若葉それぞれでの栄養補給をおすすめする人の特徴を解説していきます。

ケールの魅力とおすすめな人の特徴

栄養補給の観点で、ケールの魅力は下記のとおりです。

  • 独特の苦みはあるものの、サラダや料理といったアレンジがしやすい
  • 大麦若葉と比べてカルシウムが豊富なので、筋収縮や神経のバランスを整えることができる
  • 大麦若葉と比べてビタミンCが豊富なので、動脈硬化の改善やアンチエイジングに役立つ

以上のポイントから、ケールでの栄養補給をおすすめする人の特徴は下記の5点です。

  • 乾燥肌が気になる人
  • 血圧が気になる人
  • 脂肪や糖の吸収を抑えたい人
  • お腹の脂肪が気になる人
  • カルシウムを中心に、いろいろな栄養を摂取したい人

参考:内科総合クリニック人形町

大麦若葉の魅力とおすすめな人の特徴

栄養補給の観点で、大麦若葉の魅力は下記のとおりです。

  • 飲みやすく、継続するのに適している
  • ケールと比べるとカリウムが豊富なので、血圧を抑えられる
  • ケールと比べると鉄が豊富なので、集中力や体の動きのバランスを整えられる
  • ケールと比べるとβ-カロテンが豊富なので、視力の維持や粘膜のケアに役立つ

以上のポイントから、大麦若葉での栄養補給をおすすめする人の特徴は下記の点です。

  • 栄養補給は継続のしやすさを重視したいという人
  • 血圧や血糖値が気になる人
  • 気分が落ち込みやすい人
  • 食物繊維を摂りたい人
  • バランスよく様々な栄養を摂取したい人

参考:内科総合クリニック人形町

味の好みや生活リズム、摂取したい栄養素の特徴を理解して、ケール青汁と大麦若葉青汁を選ぼう【まとめ】

コロナを機に、それまでの生活習慣を見直す機会、外出制限により運動不足へ意識が向いたこともあり、食生活も健康を意識したものへカスタムする人が増えています。グルテンフリーやオーガニックといったキーワードだけでなく、きちんと栄養素の特徴を理解して、自分の生活リズム、補給しておきたい栄養のバランスを考えて、ケールや大麦若葉を活用していきましょう。

なお、このブログでは「ドルチェグストのジェニオエスとジェニオアイの違い」など、大人のための粉ミルクと相性の良いコーヒー関連の記事も提供しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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