コロナ禍で外出制限を経験した人たちにとって、行楽シーズンは「年の初めぐらいは羽根を伸ばそう」と観光や旅行の計画を立てる時期ですよね。円安の関係もあり、海外旅行の敷居が高い中、国内旅行の需要が高まっています。
自然豊かな観光地として、日本で人気な場所の一つが高知です。国内を代表する歴史的な偉人としても名高い坂本龍馬の故郷として知られ、西日本最大の大河である四万十川や、日本三大鍾乳洞の一つである龍河洞など、雄大な自然でも見どころがたくさんあります。
この記事を読んでいる人は、
- 高知観光でオススメのお土産を知りたい!
- 土佐山ジンジャーエールは他のジンジャーエールとどう違うの?
- 土佐山ジンジャーエールはどこが販売しているの?
といった方がいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、土佐山ジンジャーエールの魅力、フレーバーの種類、メーカーや販売元情報などを紹介していきます!
土佐山ジンジャーエールの魅力
土佐山ジンジャーエールとは、(財)夢産地とさやま開発公社から販売されているジンジャーエールです。
ここでは、土佐山だからこそ生み出せるジンジャーエールの魅力について紹介していきます。
土佐山の有機生姜だからこそ実現できる味わい
夢産地とさやま開発公社が販売する生姜は、農林水産省の認定を受けた有機JAS生姜です。堆肥などを使った有機の土作りに始まり、農薬や化学肥料を使わず、害虫駆除や除草は手作業で、労を惜しまず世話をします。有機JASの認定を受けるには、3年間、無農薬・無化学肥料で栽培管理する必要があります。土佐山の有機生姜は、しっかりした辛味が自慢。皮までおいしく食べられる、全国でも貴重なオーガニック生姜です。
引用元:(財)夢産地とさやま開発公社公式HP
土佐山ジンジャーエールには、土作りから収穫まで手間をかけた有機生姜の辛味や香りを余すところなく表現されており、まろやかな喉ごし、飲んだ直後に感じるインパクトが魅力です。用いられている水は平成の名水100選に選ばれた鏡川源流域のものであり、土佐山のスピリッツにふさわしい仕上がりとなっています。
土佐山ジンジャーエールの楽しみ方
土佐山ジンジャーエールは素材にこだわり抜いて作っているため、市販で見かけるジンジャーエールとは勝手が違う部分があります。ここでは、土佐山ジンジャーエールをより美味しく楽しむためのポイントを紹介していきます。
開栓前に静かにビンを上下に回す
土佐山ジンジャーエールのビン底には生姜の成分が沈殿しています。この沈殿は、生姜をすり下ろしたものだと間違われますが、生姜をじっくり煮込むことで、生姜の栄養成分が抽出され固まったものです。土佐山ジンジャーエールを飲む時は、開栓前に静かにビンを上下に回して、生姜の殿が均一に回るようにしてから飲みましょう。
冷やしても温めても美味しい!
夏には氷で冷やして、冬にはビンを温めて楽しむことができます。温めた土佐山生ジンジャーエールは、体の芯からぽかぽかになり格別です。辛口は、ビールと割ってシャンディーガフにもオススメ!
土佐山ジンジャーエールのラインナップ
こだわり抜かれた有機生姜を用いて作られる土佐山ジンジャーエールは、1種類ではありません。辛味や風味、お好みに合わせて選んだり、ギフトセットを購入して気分に応じて飲むフレーバーを変えるなど、様々な楽しみ方があります。ぜひあなたのお気に入りの土佐山ジンジャーエールを選んでみてください。
土佐山ジンジャエール 01〈Premium〉
辛みと生姜の香りを前面に押した辛口
2018年度の国際味覚審査機構 iTQi (International Taste & Quality Institute)で、見事星2つ(★★)を獲得!専門分野の第三者機関から初めて評価された辛口のジンジャーエールです。
2013年4月5日に放映された『マツコの知らないスーパーマーケットの世界』でも、土佐山ジンジャーエールは紹介されたことがあります。生姜が苦手だと言うマツコデラックスさんに、土佐山ジンジャエールを信していただき、”これでもありです”と言って頂きました。
引用:土佐山マルシェ商品ページ
土佐山ジンジャエール 02〈Mild〉
生姜を引き立てるはちみつの甘さ
土佐山ジンジャーエール〈辛口〉
有機生姜をたっぷり使い、唐辛子のスパイスが効いた本格ジンジャーエール
土佐山ジンジャーエール〈マイルド〉
蜂蜜で甘み付けをし、マイルドな味わいに仕上げた甘口のジンジャーエール
ゆずスカッシュ
無農薬のゆずをふんだんに使った、荒ごしゆずが主役のスカッシュ
5種類飲み比べセット
飲み比べやどの土佐山ジンジャーエールも好き!という方には嬉しいセットも購入が可能です。
土佐山ジンジャーエールのメーカーについて
土佐山ジンジャーエールの製造・販売元は(財)夢産地とさやま開発公社です。ここでは、土佐山ジンジャーエールを生むこととなる公社の成り立ちについて紹介していきます。
一般財団法人 夢産地とさやま開発公社の成り立ち
1989年、夢産地とさやま開発公社は、食の安心・安全志向の先駆けとして、小規模農家の支援を目的として活動を始めています。1992年には、鏡川流域の環境保全の一環として、土作りによる農産物復興を目指した「有機の里づくり」に取り組み始めました。
一般財団法人 夢産地とさやま開発公社誕生のきっかけ
公社誕生のきっかけは、立村百年記念事業(旧土佐山村)の一環で行われた地区懇談会でした。「村民の生活はどうしたら高まるのか」が話し合われる中、「現状から脱するには企業誘致も含めた新たな産業起こしを考えないといけない」「村の主幹産業は農業しかない」「かつて農事研究会が農業振興をリードしたような組織が必要」などの意見が出されました。
当時は、旧村で年間1億円ほどの販売高を上げていたミョウガが根茎腐敗病で衰退の一途を辿っていた背景がありました。現行の産業が傾き始め、新たな柱となり得る産業も見つからないという、深刻な状況です。また、過疎化に加え、若者の農業離れ、地域を支える農家の高齢化という問題は、依然として解決の糸口も見えていないまま。
そのとき、誰が言うともなく提案されたのが、「公社のような動きができる新しい組織を創ったらどうか」という発想でした。
最初は産業開発という漠然とした方向から、1990年の12月に準備室が開設され、県内外の先進地調査や検討委員会での話し合いが進みました。「今できることは農業の振興であり、行政や農協・農家が手がけにくい隙間の部分を公社が担っていくことが必要」という方針が決まり、「公社のような組織」は、旧村民の大きな期待を受け、1992年に公社として設立されたのです。
一般財団法人 夢産地とさやま開発公社の役割
(一財)夢産地とさやま開発公社は、高知市北部の中山間地域「とさやま」を元気にするために働く、地域商社です。JAなどの機関と連携して販路を拡大しながら農業生産者を後方支援するとともに、販路や商品化などの相談窓口となります。また、農産物や加工品を直営店や委託先で販売したり、ネット通販にも力を入れ、「有機の里」づくりへの具体的で総合的なビジョンを提案し続けます。「とさやま」が、夢を感じられる産地として、子どもたちが大人になっても、さらに未来へ続いてゆくように。
土佐山ジンジャーエールは、地元の活性化を目指した農家たちの努力と情熱によって生まれていました まとめ
地域に根差した商品開発の背景には、その地域が抱える課題や挑戦が背景に見えてきます。土佐山ジンジャーエールを開発した高知の土佐山も例外ではありません。
地域の特産品に触れていくことで、各地がどのような課題解決に取り組み、その地域の良さをどのように発信しているのかを知れます。皆さんの地域にもまた、それぞれの良さがあると思います。ふるさと納税などの動きも大きなキッカケです。
日本の経済状況を元気にするためにも、土佐山ジンジャーエールをはじめとした、いろいろな地域の特産品に触れてみてください。
なお、このブログでは「ドルチェグストのカプセルは2回目以降の抽出が可能なのか?」など、食品について踏み込んだ内容の記事も投稿しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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